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メンバー

A01班 江頭

計画概要

翻訳抑制因子Pdcd4を標的としたプラズマ医療の基盤研究

内容

研究代表者 江頭 恒 (熊本大学大学院
 自然科学研究科理学専攻生命科学講座 准教授)
 

 

 本研究は、プラズマがPdcd4 を消失させることでアポトーシスを誘導する分子機構を解明し、その成果をもとにガン治療などのプラズマ医療の構築に向けた基盤となることを目的とする。我々は最近、Pdcd4 が活性酸素種のようなラジカル、あるいは紫外線の作用によって消失し、様々な種類のガン細胞や正常細胞にアポトーシスを誘導することを発見した。しかし、プラズマによるPdcd4消失の分子機構、Pdcd4 を標的とした医療応用については未解決である。したがって、プラズマによるPdcd4 を介したアポトーシス誘導に関する基礎研究からプラズマ医療に展開する基盤研究に至るまでを一貫して行う。

 プラズマはPdcd4 を消失させてアポトーシスを誘導することが示唆された(図1参照)。しかし、プラズマによるPdcd4 消失の分子機構やアポトーシス誘導における役割、腫瘍形成への影響は未解明のままである。そこで、研究の学術的背景、及びこれまでの研究結果をもとに、本研究は、プラズマの作用によってPdcd4 が消失し、アポトーシスを誘導する分子機構を解明するとともに、プラズマが標的とするPdcd4 を介したアポトーシス誘導の役割や腫瘍形成への影響を個体、細胞レベルで解析し、ガンに対するプラズマ医療を実現する基盤になる研究を行う。

 本研究は、プラズマが標的とするPdcd4を介したアポトーシス誘導機構を解明し、プラズマを利用したガン治療の基盤を形成することで、プラズマが作用する生体分子の同定と機能解明、並びにプラズマの生体組織への影響の理解に結びつくと考える。このように、本研究はプラズマ医療を構築する新しい研究の創造に非常に有用で、分子生物学、細胞生物学を背景に、プラズマ医療科学の推進に貢献できると考える。

K01_eto_fig1.png

図1 プラズマはPdcd4 を消失させてアポトーシスを誘導する

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